おばおばのたわごと

自他共に認める多趣味人間・おばおばによる道楽日記

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今更ながらのお正月おのぼりレポ――新春浅草歌舞伎

こんな時期になってからのアップもなんですが、今年の正月はいつもと違う過ごし方でしたので今更ながら書いてみるとします(^^;

いつもは1月1日は家から一歩も出ずor出ても氏神様へ初詣&倉敷をちょこっと散策、夕方は笑点観る、2日と3日は箱根駅伝…と、かなりインドア派な過ごし方だったのですが、今年はナント1日からおのぼりさんに!
2日はチョット早めにホテルを出て浅草寺へ詣でてから浅草公会堂へ。
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この日初日を迎える新春浅草歌舞伎、公会堂前で出演者らによる鏡開きを行うとのことでしたので、背中にカイロを貼った完全防備で出待ち(^^)
おかげで皆様の御姿をもれなく拝見することができました。
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出演者同士の「よい雰囲気」が伝わってきて微笑ましかったです(^^)

この日は昼・夜通しで拝見。
愛之助さんは「三人吉三巴白浪」では和尚吉三を、「壺坂霊験記」では沢市を、「黒手組曲輪達引」では紀伊国屋文左衛門を演じていらっしゃいました。
和尚吉三も沢市も坊主頭、昼夜通して坊主頭…でも素敵(^^)
「三人吉三巴白浪」は因果応報の物語。歌舞伎では「因果だなぁ」というお話はよくあるのだけど、この作品は複雑でありながら全てが繋がっていくさまが実に凄い。
いつもはイヤホンガイド使わないのですが、今回は出演者のトークも聴けるとのことで利用してみたら、和尚吉三が手にかけるおとせと十三郎の襦袢の柄についてとか当時の双子に対する考え方とか「へえ~!」とためになる話題がいっぱい出てきて、「イヤホンガイド、結構面白いなあ」と良さを発見できました。
七之助さんのお嬢吉三がホント綺麗だった(^^)
「壺坂霊験記」でのお里の演技を見るとその演じ分けが良く分かったのですが、お嬢吉三は「女装している男」なので姿は女性だけど中性的な雰囲気を漂わせている。お坊吉三との絡みを観てると腐女子の血が騒ぎましたわ~(笑)
そして「壺坂霊験記」のお里は旦那さま一途な健気で可愛い美人妻。何度も「お里、可愛い~!」とキュンキュンしましたし、「黒手組――」では気品漂う美しき花魁・三浦屋揚巻…良いねえ、七之助さん。この御方も将来が楽しみな役者さんです。
愛之助さんも数奇な因果に翻弄され苦悩する和尚吉三、盲目であることを思い悩み、妻の将来を思って谷底に身を投げる座頭の沢市、喧嘩早い花川戸助六を諭す紀伊国屋文左衛門…と、昼夜を通しての大活躍(^^)
今回の沢市&お里夫婦は観てるこっちが甘酸っぱい気分になるようなほんに初々しい二人で、奇跡が起きた後の喜びっぷりを観てると此方までウキウキ、とっても幸せで嬉しい気分にさせて頂きました。
花川戸助六の恩人である紀伊国屋 文左衛門はほんのちょっとの出番でしたが、和尚吉三や沢市とはまた違った落ち着いた大人の風格を漂わせていていて存在感がありました。
(「黒手組――」は何と言っても亀治郎さん大活躍の作品ですよね。冒頭、あんなに笑わされるとは思いませんでした(笑))
亀治郎さん、七之助さん、そして愛之助さん…御三方の将来が本当に楽しみだなあと思わせてくれる、華やかなワクワク感いっぱいの舞台で新年の一日を過ごすことが出来て、とても幸せでした。
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怒涛の三連休・松竹座二月大歌舞伎鑑賞

先の名古屋行きの日は三連休一日目。
その日の夜に地元へ帰り、翌二日目は午前中、出勤。
午後から大阪へ移動し、DTM教室の体験レッスンを受けた後、とめさんと「なら瑠璃絵」を観に行きました。
ガイドマップに載っていた「夜の阿修羅」の言葉にひかれて興福寺国宝館にて久しぶりに阿修羅を鑑賞。しかし、考えてみると此処は夜も昼も暗いので「夜の」もへったくれもなかったのでした。(^^;
(だけど「夜の」って付くだけでなんだか妖しい雰囲気が漂ってきません?(笑))
綺麗なイルミネーション、とーっても美味しい「しあわせココア」、今年初めて観た梅の花…奈良の夜を堪能した後、大阪へ戻って宿泊。
三日目は心斎橋のアップルストアでMac book proの見積もりをしてもらった後、mamiさんとランチ。
楽しく美味しい時間を過ごした後、京都へ移動、てるみにゃんさんたちのほっこり温かいテルミン&マトリョミンライブを観てから再び大阪へ戻り、松竹座にて二月大歌舞伎夜の部を観劇。
「盟三五大切」。
仁左さまと愛之助さんが一緒に拝めるとは何と幸せな舞台!
とっても素敵なお二方…どちらを見るべきか目が迷う迷う。(笑)
今回のお席が花道七三どんぴしゃの席だったので花道上での演技が大迫力で拝めて、「わわ~、愛之助さんのおみ足~!」「おお、仁左さまの鼻の穴!」(いやいやいや、観るトコが違う ^^;;)…と興奮しっぱなし(^^;
二人が寄り添うラストシーンなど「うわ~、やっぱりこの二人、親子じゃない?」などと内心ドキドキ…邪な見方で申し訳ない(汗)。
しかし、物語もしっかり堪能、演技の妙も合わさって、終わってしまうのが惜しいくらいの面白さだったです。
陰惨なんだけどどこか美しい大量殺戮シーンもあれば笑わせる箇所やほのぼのするところもあったりして。いろんな要素が入ってます。
根っからのワルじゃないんだけど勘当を解いてほしい一心で悪事を働いてしまう三五郎を演じた愛之助さん。よかったねえ。美しくないと色悪はつとまりませんよね。
源五兵衛(=仁左さま)から百両を騙し取ろうとするシーンや小万の夫だとバラすシーン等での表情の演技やふっと悪の色気が漂う目もと…ヨイねヨイね!(^0^)
しかし、なんといってもこの演目は仁左さま演じる薩摩源五兵衛(実は不破数右衛門)が凄かった!
はじめは芸者・小万にうつつを抜かす気のイイ浪人者だったのが恨みにとり憑かれた幽鬼のようになるさまが凄まじく、己を騙した三五郎・小万夫妻の住処を見つけたときの「見つけたぞ…」という目の演技には背筋が凍るような戦慄を覚えました。
そして、可愛さ余って憎さ百倍、小万を何度も斬り苛んで殺した後、その首を懐に花道を去るシーン…愛しそうに首を撫でさすりながら見つめる様がなんとも哀しかった。
「八つ墓村」の多治見要蔵ばりの大量殺人シーンを演じる仁左さまの手にかかってしまう小万さん、騙した源五兵衛に「申し訳ない」とは思っていても最後まで夫・三五郎一筋だったのが良かった。三五郎と小万の仲睦まじさをあらわすシーンが随所にあったけど、それがこの物語の悲惨さを際立たせていると同時に、癒しのシーンでもありました。この二人が仲良くしてるシーンはどれも好きだったなあ。

こうして、名古屋→岡山→大阪→奈良→大阪→京都→大阪→岡山…の、怒涛の三連休は終わったのでした。
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京都と大阪で感動

京都で顔見世と大阪で映画「レオニー」を観てまいりました!!
歌舞伎ファン貧乏大学生だった頃に顔見世を観に行くのが夢だったので「今年は夢実現か!?」とワクワクしていたのですが、諸々の事情が重なってしまって「やっぱり今年は無理か…お楽しみは来年に、ってコトにしようかな
」と諦めてしまって後援会でのチケット購入申し込みもせずのほほんとしていたところに「愛之助さんが『外郎売』を演る」という報が!!
「やっぱり申し込んでおけばよかったぁぁ!」と後悔しているトコに実際の評判を聞くともう居ても立ってもいられず、スケジュール帳とにらめっこしながらヤフオクでチケットを落札、ついに顔見世初体験と相成った次第でございます。(笑)

「外郎売」実に華やかだったなぁ。色合いの妙といいますか、配色が絶妙で、日本人の美意識って素晴らしい!日本人で良かったー!!って幕開きの瞬間からシミジミ。(*^^*)
いよいよ愛之助さん登場でテンション↑!
ちょうどこの観劇の日の朝、テレビの大音量を目覚まし代わりにしている私の耳に入ってきたのが愛之助さんの声…ちょうどNHKの朝のニュースで愛之助さんの話題をしている最中で、今回の外郎売を演ることになったのが初日の4日前で稽古出来たのが2日だった、と聞いてあらためて吃驚。
リアルタイムでその報を聞いた時にもあの約3分間に及ぶ長い早口言葉のことを思い出してたいそう吃驚、そして心配したものです。
(そして初日あけて評判を聞いた時、心底安堵して涙が…)
その素晴らしいお姿が今眼前に…この貴重な瞬間を網膜に焼き付けねば!と凝視。
本当に素晴らしかった。鳥肌たちました!
この瞬間を目にすることが出来た幸せを噛み締めました。
頑張って日程調整してオークション頑張ってよかった!すっごい力を頂いたような気がします。
(愛之助さんの曽我五郎って、清廉さの中に色気あるんだよなぁ~。あの爽やかな水色の衣装、似合ってました(^∇^))
愛之助さん登場から幕切れまでお客さんの拍手が暖かくてとってもイイ雰囲気でした。

そして翌日は梅田ガーデンシネマにてうつほさん大プッシュの映画「レオニー」、やあっと鑑賞することができました!
イサム・ノグチの母・レオニー・ギルモアの波乱の人生を描いた映画で、派手派手な演出もあざとい泣かせどころも無く淡々と進行する映画なのですが、エンドロールを観る頃には何故か胸の奥が震えて涙が溢れて止まらなくなってました。
今でもどうしてあんなに心震わされたのか自分で説明が出来ないのですが…映画を観てこんなになったのって初めてかも。これまた力をいただいたような気がします。
明治の街並みや住居、自然の風景も本当に素敵で、以前NHK特集で観たカラーフィルムで撮られた戦前の日本の風景がそのまま再現されているような感じ。この美しい自然と生活を観ながら「ああ、日本人でよかったー!」とまたシミジミ思いました。
この時代の風景や美意識がお好きな方にもお勧めしたいかも。
この映画、もっと宣伝したらいいのに!どーでもいい(!?)映画をバンバン宣伝する間にはこういう素晴らしい映画の存在をもっともっと知ってもらわねば!!
うつほ様、素敵な映画を教えてくれて、本当にありがとうございました!m(_ _)m
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七月大歌舞伎(松竹座)・夜の部

今年の3月から歌舞伎ファンに復帰した私に職場の後輩も「歌舞伎観てみたい!」と言ってくれるようになり、「じゃあ一緒に観に行こう」と言っていたトコに松竹座の七月大歌舞伎の案内が。
愛之助さんも仁左衛門さんも拝める!是非これで歌舞伎デビューをッ!!
…ということで、私と彼女の都合を合わせて行って参りました(^0^)/
彼女とは昼の部を観ることにしたのですが、折角なので私だけ前日乗り込みで夜の部も拝見。
実は松竹座は今回が初めて。
第一次マイブームの時は大阪で歌舞伎を観るといったら中座で、だったのです。
劇場の内部は勿論、お弁当の手配とか売店のこととか・・・後輩連れて行く前に知ることが出来てヨカッタ(^^;

夜の部のお席はナント最前列(@0@)
役者さんの息遣いや肌の肌理まで見えるような生々しさといいますか迫力といいますか…とにかく凄い凄い!もう圧倒されっぱなし。特に眼の動きや輝きがとても鮮明に見えて、表情の演技がとてもダイレクトに伝わってくるように思いました。ダンスの場合は足先が見えないしバレエはコール・ドの動きが分かりにくいので前の席は遠慮するのですが、歌舞伎はイイものですね(^^)

<夜の部>
「双蝶々曲輪日記」
独立して上演されることが多い八段目の「引窓」は観たことがあるのですが、今回は三段目「井筒屋」、四段目「米屋」、五段目「難波裏」、そして八段目「八幡里 引窓」と、其処へ至るまでの話を観ることが出来てスッと腑に落ちる思いでした。
「引窓」だけでも十分胸に迫る感動的な物語なのですが、いくら濡髪長五郎が殺人を犯してしまった理由を事前に読んでいても、文字だけの情報だと彼の人格を慮るよりも「殺人犯」「逃亡者」という色眼鏡で見てしまう。やはり一連の流れを実際に観ることで長五郎がどういう人であるのか、その「人としての大きさ」がよく分かりましたし、そのことで「引窓」の味わいが幾重にも増しました。
もうね、「引窓」前半の嫁姑の和気藹々っぷりとか侍になった十次兵衛一家の喜びように此方までほのぼの嬉しい気持ちになっていればいるほど、後半の展開に胸を締め付けられるんですよね…(T T)
仁左衛門さんの十次兵衛の巧さは勿論なのですが、竹三郎さん演ずる、継子と実子の間で揺れる母・お幸に何度も目頭が熱くなりました。ホント、母親ってありがたく、哀しいものですね…

さて。まじめな感想はここら辺で。(笑)
愛之助さんの山崎屋与五郎!現れていきなり流血してるわ髪乱れてるわ服破れてるわ…「流血窮地萌え」(=贔屓キャラが流血したり拉致られたリ死にそうになったり…と、窮地に陥ると萌える)のワタクシ、御姿を観たとたんに激萌え!!!でした(^^;
「立っている風情だけで若旦那に見えないといけないのが難しい」と番付の「楽屋探訪」に書かれていましたが、課題クリアでしたよ~
非力な若旦那だけど愛しい吾妻を救おうと頑張る姿が健気でしたねえ(*^^*)
春猿さんの吾妻と寄り添う姿はそれはもう絵のように美しゅうございました。
(しかし、孝太郎さんの都に指の怪我を手当てしてもらう2ショットシーンでは「やっぱ松嶋屋「Beauty」ペアはええのう」とも思ったりして(^^;;))

「弥栄芝居賑」
関西・歌舞伎を愛する会30周年記念で澤村藤十郎さんが構成された、華やかな一幕物の作品。
道頓堀の芝居小屋の前――太夫元や芝居小屋、芝居茶屋といったお客を迎える者たちと贔屓客たちとが次々と舞台上に現れて祝儀を述べ、さあこれから芝居を楽しみましょうと一同小屋へ入っていく…という趣向。
芝居好きの若旦那の御供でやって来た丁稚が「お腹が空いた」と駄々をこねているトコへ現れたのが、愛之助さん&孝太郎さん、即ち「松嶋屋『Beauty』ペア」(笑)の団子屋夫婦。
うぬぅ、美しすぎる…団子屋の主人!
気前の良い若旦那のおかげで皆に団子が振舞われることに…で、俳優さんたちが客席に向かって手拭いを投げて下さったのですが、運よく目の前の吉弥さんが此方へポーンと投げて下さって、遠近感覚の乏しい私でも(斜視で両眼視出来なくて立体感が乏しいので、球が飛んでくる球技とか苦手なのです。)スポッとキャッチすることが出来ました!!
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それだけでも大興奮なのに、愛之助さんがド目の前に立たれて此方の席のあたりを見られたのでさらに心拍数ドーン!(笑)もうもう、きっと凄いアホ顔してたわ、私。(しかも手ぬぐい握りしめて^^;;;

「関西・歌舞伎を愛する会」の前身である「関西で歌舞伎を育てる会」結成当時、とても厳しい状況であった関西の歌舞伎を盛り上げようと尽力して下さった澤村藤十郎さん…私が歌舞伎ファンをお休みしている間にご病気で御姿を観ることができなくなっていて寂しく思っていたのですが、番付ででも最近の様子を見ることが出来て安堵しました。
実は、私が歌舞伎を観はじめた頃、一緒に歌舞伎見物に行っていた友達のお母様の御縁で澤村藤十郎さんの楽屋にお邪魔させて頂いたことがありまして、舞台の御姿そのままの藤十郎さんから「何のお勉強をしているの?」と問われて「視能訓練士という職業に就くための勉強をしている」というような事をお話ししましたら「えらいね、頑張ってくださいね」と仰って下さって…「いや、そんな全然えらくなんてないです…」とものすごい恥ずかしく思ったのを憶えています。
まっだまだ歌舞伎超ビギナーであったあの頃でも凄いことだと思っていたのですが、今思うとますます凄いことだったんだなぁと…この思い出は宝ですねえ。

「竜馬がゆく・風雲篇」
坂本竜馬が勝海舟のとりなしで脱藩の罪を許されるところから、薩長同盟が成り、寺田屋で捕方に襲われるところ(修羅場なのにプロポーズ(笑))まで…を描いてます。
最初の土佐藩邸のトコから愛之助さんの武市半平太登場。
「春雨じゃ、濡れて参ろう」の月形半平太はかくやあらん…の美丈夫。
「言説さわやかで人格も高潔にして誠実、見た目は色白・美形」…であった武市半平太にピッタリですわあ(白塗りじゃなかったケド。^^)
竜馬が染五郎さんであったせいで彼らの2ショットを見ると脳内が「染模様――」モードに…邪でスイマセン(笑)
あと、しきりに「半平太」を連呼されると、「Gu-Guガンモ」を観ていた世代なのであのピンクのニワトリモドキが頭をチラついて…(^^;;
嗚呼、スイマセンスイマセン…
半平太君は(アレ?)竜馬の忠告を聞き容れずに土佐に帰り、捕らえられて切腹させられるワケですが、その大事なシーンをムンパリさまが教えて下さったおかげで見逃さずにしっかと観ることが出来ました!
というのも、その切腹シーンは竜馬が花道でピンスポ浴びて独白してる最中に舞台の紗幕の向こうでひっそり行われているので、大部分のお客様は花道の方を向いている状態。私も何も知らなければ見落とすトコでした。ありがとうございます、ムンパリ様~m(_ _)m
(武市さんは三文字の切腹を遂げて絶命されたとのこと。舞台上の彼は一文字目でフェイドアウトしちゃったのですが…しかし、武市半平太や市川雷蔵や…今の自分と同い年で亡くなった人と出会うとなんともいえない気分になりますね。いったいこの歳で私は何をしてきたんだと…まあ自分と比べるのもどうかと思いますが(^^;))

舞台上で竜馬がスルメを齧りながら台詞を言っていたとき、すごく噛み噛みされている様子に「ホントに食べてる?」と思ってたらプ~ンとスルメの香りが…ホントに食べてたのね。私もスルメ食べたくなったよ(笑)

孝太郎さん演じるおりょうさん。愛想なしで屈折しまくってる大河ドラマのおりょうさんとは正反対くらいおきゃんな感じの明るい娘でした。
修羅場のプロポーズシーン、よかったなぁ。「ハニ~ム~ン」。(笑)
寺田屋からズタボロになって逃げのびた竜馬を木場の屋根で発見して再会を喜ぶおりょう、竜馬を心配して覗いたのに邪魔者扱いされちゃうイイヒト・三吉…三者の表情を見ながらああよかったね~ってほのぼのするラストでした(^^)
(しかし「天、いまだ我を見捨て賜わず」の台詞で映画「八甲田山」を思い出してしまった。見捨てられちゃったのよね、欣也ちゃん…… 嗚呼、また関係ない連想をしてしまいました。スイマセンスイマセン^^;;)
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おのぼりレポ

先の日記に書いたように、旧岩崎邸を観たいというリアルフミヨちゃんのお供でおのぼりして参りました。
午前中のお仕事が終わってから新幹線で向かいまして、夕方にホテルに到着。
このまま近所で夕食とって寝るだけ…ではあまりにも味気ないので、東京タワーに行ってみることにしました。
今まで「行ってみたいなあ」と何となくでも思っていたのですが、なかなか行くまでに至らなかったので「やっと」ってカンジです(^^;
到着した頃はまだ夜景を観るほどの暗さではなかったので、以前から興味があった蝋人形館に行ってみました。
この蝋人形館といえば、私にとっては江戸川乱歩の「黒蜥蜴」を高階良子がコミカライズしたものに出てきた場所…というイメージ。(確か、「エジプトの星」というダイヤの受け渡し場所が東京タワーの蝋人形館だったと記憶している。)
不気味で陰惨な雰囲気をイメージしていたのですが、今はそうでもないらしく、いきなりマリリン・モンローやらマドンナやらブラピやらマレーネ・ディートリヒやら三船敏郎やらジュリア・ロバーツやら猿の惑星やらジョン・ウェインやら…がゴチャッと一同に飾られているコーナーに遭遇し、度肝を抜かれる。(笑)
…似てるのか?リアルフミヨちゃんはモンローの胸が小さいとかエリザベス・テーラーはちょっと違うとかいろいろ言ってましたが。(^^;
何だか、パラダイス(@探偵ナイトスクープ)の香りがするスポットでした。(笑)
蝋人形館を出て食事を済ませた頃には丁度良い塩梅の暗さになっていたので大展望台に上がってみました。
土曜の夜だったからか分からないけれどとにかく凄い人出で、地上150メートルの大展望台よりもさらに上、250メートルにある特別展望台へは約60分待ちという状況でしたが、折角なので行ってみることにしました。
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待った甲斐があったです。凄く綺麗だった~~(^0^)
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行きは地下鉄でしたが、帰りはリアルフミヨちゃんの腰がヤバそうだったのでタクシーを使いました。
場所柄、いろいろな近代建築が目に入って密かに嬉しかったのですが、「明るかったらもっときちんと観れたのに…」と少し残念に思ったりもして。
今度のおのぼりの際には久々に近代建築めぐりしたいものです。

翌日は国立劇場での歌舞伎鑑賞教室の前に靖国神社に参拝。
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いつも神社でやるような「お願い」をする気になれず。この国を善き方へ導いてくれるよう願うので精いっぱいでした。
遺品などを収蔵・展示している「遊就館」にも行ってみました。
手記とか花嫁人形とか…もう胸が痛みますねえ。この世にこうして居ることが出来るのも先人たちのおかげなんだとしみじみしました。
あと、行ってみて分かったのですが、遊就館はあの伊藤忠太が顧問となって作った帝冠様式の建物だったんですね。
内装がいかにも昭和初期な意匠で思わぬ目の保養でした。
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神社を出た時にも帝冠様式の代表的建物である九段会館をチラッと見ることが出来ました。

さあて、今回の旅のメインは旧岩崎邸…ですが、私にとってはこちらですよ!国立劇場の歌舞伎鑑賞教室!!
愛之助さんの鳴神上人、孝太郎さんの雲の絶間姫、松嶋屋「Beauty」ペア(勝手に命名^^;)ですよ~(^0^)
・・・と、その前に澤村宗之助さんの「歌舞伎の見方」があったのですが、一般のお客さんを舞台に上げて色々体験させるのが殊のほか面白くて、何度も笑いが起こっていました。
実際に素人がやるのを目の当たりにすると、ツケ打ちにしても効果音の太鼓にしても、どれもこれも専門の人って凄いんだなぁってあらためて実感できますね。
さてさて、「鳴神」。
愛之助さんの上人様・・・はじめは生真面目で気高くていかにも「ストイックです」な感じだったのが、雲の絶間姫の恋愛話についついひきこまれて聞き入っている様が何だか可愛らしくて此方までほのぼの(*^^*)
姫の(仮)病を介抱している拍子に生まれて初めて女性の胸を触ってしまったことで上人様にスイッチが入ってしまったトコからが俄然面白い!(笑)
「あっさりせず、かといって行きすぎないよう、その辺のバランスが難しい」とおっしゃっていましたが、うんうんナルホド、色っぽいシーンなんだけどきわどくなりすぎてなくて絶妙の塩梅だったと思います。
(しかし、スイッチが入ってしまってからの目つきとかもう…「イヤ~、上人様~!!」って心の中で絶叫してました、ワタシ。(笑))
孝太郎さんの雲の絶間姫も良かったなぁ。「私の言うことがきけないのッ!?」ってな具合にキッと睨んで、上人様は大弱り・・・ってな夫婦漫才(!?)的なやりとりが面白かったですねえ。文屋豊秀も尻に敷いちゃうんだろうなあ、雲の絶間姫。
しかし雲の絶間姫、すごくアグレッシブというか、いくら一途な恋の力とはいえ・・・「姫」にしては凄いキャラじゃないですか?自分の魅力が良く分かってて色仕掛けもお手のもの、なんだか峰不二子みたい。怖い女だなぁって思ってしまいました(^^;
それにひきかえ、このお話だけ見てみると「ヘソまげて世の中を日照りにして人々を苦しめる困った御人、雲の絶間姫に騙されて当然」と思われそうな上人様ですが、「戒壇院建立を条件に御男子出生を祈祷」してキッチリ仕事を仕上げたにもかかわらず約束を反故にされた上、ああいう恥ずかしい方法で術を破られちゃう・・・というのを観ていると何だか可哀想に思えたりもして。

こういう色っぽいシーンがあるものも大らかに表現出来る歌舞伎ってやっぱりイイなあと思いました。
姫に騙されたと知って怒り狂って雷神と化した上人様の怒りの六方、カッコよかった!
「怒りの表現が凄いねー」ってリアルフミヨちゃんも感心していました(^^)

「鳴神」の感想を語りつつ、今度こそこの旅のメイン・旧岩崎邸へ!
私自身も近代建築ファンなので、このJ・コンドルの傑作をいつか拝んでみたいと思っておりました。
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以前にTVで詳細な内装を観た事がありましたが、実物はさらに素晴らしかった。
断片的に切り取られたものを観るよりも、実際にその場に立って見渡してみるとコンドルの折衷主義がよく分かって面白かったです。(「和」と「洋」を融合させるために「中東(イスラム)」の様式も使った、というトコになるほど~!と感心。)
ガイドさんの分かりやすく懇切丁寧な解説のおかげもあって十分堪能することが出来ました。

岩崎邸の中にはこの「アカンサス」をモチーフとした意匠があちこちに施されていました。
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(アカンサス…古代ギリシア時代からヨーロッパでは装飾文様として愛用されてきた植物。それがインド、中国を経て日本に伝来し、唐草文様となりました。)
お札にもアカンサスの模様がある、とのこと。是非確かめてみてください(^^)

最後に渋谷のヤマハに立ち寄りまして、以前から欲しい欲しいと思いつつなかなかゲットするまでに至らなかったミュージカルソウ(音楽用のこぎり)をついに購入!!(^0^)/
一応木とテグスで出来た弓も付属していたのですが「バイオリンの弓も買われますか?5000円からありますけど・・・」と言われて「あー、バイオリンの弓は持っていますから…」と買わずに帰ったものの、いまさらながら自分の弓を使うかどうか迷ってます(^^;;
5000円からの弓ぐらいでイイの?って思うと・・・私の弓はバイオリンやっている人からすれば微々たる額のものですケド、5000円の弓と比べるとコチラのは60000円の弓なので何だか勿体無いような気がしちゃって。
4/4サイズは大きすぎるようですし、安い1/4サイズのものでも購入しようかな、と検討しております。
何はともあれ、今月末のマトリョミングレード試験が終わるまではおあずけですが・・・
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