おばおばのたわごと

自他共に認める多趣味人間・おばおばによる道楽日記

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女体渦巻島

「女体渦巻島」(1960年・S35)

物語の舞台は「玄界灘の波上に浮ぶ島 東洋のカサブランカ  対馬」。
そうか、対馬って「東洋のカサブランカ」だったんだ。初めて知ったよ。(^^;
(我らが岡山の「日本のエーゲ海・牛窓」もなかなかだと思いますが。(笑))

その「東洋のカサブランカ」の地に降り立った妖怪人間ベムのようないでたちの男…香港のとある組織の凄腕ガンマン・大神(=吉田輝雄)はある目的を胸に秘めていた。
出張の間に突然姿を消し、現在は組織のボス・陳雲竜(=天知茂)の情婦になってキャバレーのマダムにおさまっている元カノの百合に事の真相を問いただすこと、百合を奪った陳に復讐を果たすことだ。

真相を問う大神に百合は何も語らなかったが、やがて百合が薬に侵されていることを知る。
陳が百合を薬漬けにして無理矢理我がものにしたことを知り、ますます陳への憎悪の炎を燃え上がらせる大神。

麻薬の取引情報を警察に流したり凄腕ガンマンなのに「人殺しはしたことがない」とか超が付くくらいフェミニストだったりとか・・・アナタ、本当に「組織の人間」なんですか、その筋の方じゃないんですか??とツッ込み入れたくなる妙に折り目正しい大神さん。浮いてます。失恋の痛手(?)のおかげで真人間になっちゃったのでしょうか。(笑)

そんなこんなでやっと百合が一緒に逃げようと決意してくれたトコに!やっとお出ましですよラスボスが!!
chin1.jpg
宿敵・陳雲竜・天知先生でございます。
黒のダブルのスーツに白手袋、おヒゲに白黒メッシュの御髪のナイスミドル…まだ天知先生・20代ですが何か。(笑)
銃を手に乗り込んできた大神相手に顔色一つ変えず大人な対応の陳雲竜。
流石、「唯一、俺(大神)の拳銃を恐れない男」。
そんな余裕の陳サマに対して、初主演でガチガチロボになっちゃってる大神君とのいろんな意味での対決が見ものです。
結局、乗り込んできた警察隊が迫る中、もうこれまでと悟った陳雲竜、大神に「地獄の底からお前を呪ってやるぜ!」と言い残して断崖から身を投げてお亡くなりに。このとき発したアブない笑い声といい、百合に唾を吐きかけられたときに一瞬カッと感情を昂ぶらせたもののすぐにスーッと酷薄な表情に変わる様といい、重役出勤かつ短い出番だったにもかかわらず強烈な存在感。上手いですわぁ。
chin3.jpg
chin4.jpg
「目をかけた女」である筈の百合も容赦なく射殺しちゃう爽快なワルっぷりです。(長い指で拳銃をクルクルッと回すトコがカッコイイ。)
周りの人たちのほぼ棒読みに近いような台詞回し(?)ってこの頃の演技の特徴なのかな?と思えてしまう状況の中なので、余計に先生のキワモノ演技が際立って見えるのかも。

デビュー作ということもあって、とても頑張っていたロボ・吉田輝雄氏。
ガチガチだったけど、なかなか健闘していて好感持てました。
が、雰囲気といい髪型といい、なんでかこの方も「もっさり」なんですねえ。
oogami.jpg
なんで新東宝が推す「スター」ってもっさりさんばかりなんでしょう(^^;;
(いや、それなりにカッコいい雰囲気を醸しているのですが。)

この映画のもう一つの見どころ、百合のダンスシーン。(笑)
「今夜は死ぬほど酔い潰れ 恐れもなく憂いもなく悔いもない
悪魔のキッス 地獄のクイーン
月の海辺に寝転んで ミイラみたいに寝てしまえ」
というキョーレツな歌詞をブキミな歌手が頓狂な声で歌う中踊られるダンスは、その歌ともども一度観ると忘れられません(笑)
そして踊る百合の前にあらわれる幻の中に陳雲竜の姿が…
実は此処が陳サマ初登場シーンなのですが、映りがボヤッとしているのでウッカリすると気付かないかも!?

…それにしても。この凄いインパクトなタイトル、一体何だったのでしょう。
最後まで本編にその名は出てこなかったし、それを意味するものも出てこなかったような気が…(^^;;
↓オマケ(冒頭の妖しいダンス)
dance.jpg
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天知茂 | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

麗しいボスのお姿、堪能いたしました(^^)
冷徹なワルをやらせると天下一品な頃ですよねえ。

ハンサム・タワーズというと、結局ハンサムと身長を誇示しなくなった文太さんだけが大成したような気がします。…でもあの背があれば天知さんもあんなに苦労しなくてもよかったでしょうに(どんなにかは自粛)
2009-10-16 Fri 21:17 | URL | mami #SHLDkvn6[ 編集]
ボスの麗しさについて来ている手下が相当いると思われます。(笑)
(緑川婦人みたいに…)
私はボスの麗しい御姿が拝めるならどこへでもついて行きますわ~(^^)

文太さん、あまりにも「仁義…」のイメージがつきすぎちゃって後々までひびいているような感がありますが、「釜じい」で良いイメチェンができたような気がします。
まぁ、トラック野郎とかもあるケド、やっぱり「仁義」のイメージで通ってる部分の方が多いんじゃないでしょうかねぇ。
2009-10-17 Sat 03:44 | URL | おばおば #SgGigZII[ 編集]

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