おばおばのたわごと

自他共に認める多趣味人間・おばおばによる道楽日記

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文五捕物絵図 第12話「武州糸くり唄」

「文五捕物絵図」第12話・武州糸くり唄(1967年)

mamiさんの「トラウマの天知茂 blog」にて存在を知って以来、放映されるのを指折り数えて待っていた「武州糸くり唄」!
松本清張原作、倉本聡脚本、和田勉演出、杉良太郎さんを一躍スターに押上げた記念碑的な作品、あの冨田勲氏の手によるテーマ音楽はアルバム「ちょんまげ天国」、「冨田勲の音楽」に取り上げられている…等、すごいポイントがいっぱいな作品にもかかわらず、シリーズ全74話中、現存しているのは唯一この第12話だけ。
その貴重な作品に丁度出ていらっしゃったのが我らが天知先生!嗚呼、残っていてくれて良かった、第12話…(T▽T)
しかも美と色気のブレンド具合が絶妙だった、男前度が極めて高し!の60年代の作品、これが期待せずにおれようか!(笑)
今日はこれを観るのを楽しみに一日仕事頑張ったさ!時計を見ながら「嗚呼、今頃放映されてる頃だわ…」と拳を握ったさ!!(笑)

天知先生の役どころは、役人を斬って逃走中の蘭学者・立木仙三。
文五(杉良太郎)たちに追われて一度は捕まりそうになるも、蘭学者仲間で親友だった草太郎(←通常は文五の仲間。)に逃がされて姿を消している。
どこにも行き処が無い立木はきっと初恋の人・お冴のところに姿を現すに違いないと、文五たちはお冴の家の隣の宿で張り込む。
そこで文五たちが目にしたのは、どケチのせいで先妻が死んだのだと近所でも評判の因業な亭主とちっとも懐かない先妻の娘に甲斐甲斐しく仕えるお冴の姿。
そんなお冴の許に、文五たちの目を縫って立木からの文が届く。
その文を目にしたとたん、大人しく貞淑な妻であるお冴の中に押し殺されていたものが突如として息を吹き返し、「お冴、お冴…!」と切なく自身を呼ぶ立木の声が度々脳裏をよぎる。
お冴は初めて出会った時から人妻となった今でもずっと立木のことを待ち続け、その想いをよすがに生きてきたのだ。
密かに立木と逢ったお冴は「其処なら人目に付きにくいから・・・」と、湯治場へ誘う。
宿でお冴の肩を抱きながら、かつて蘭学仲間たちが無人島へ渡り、そこから外国へ行くことを企てていたと語る立木。「(仲間たちの話を聞きながら)俺はエゲレスまで行かなくてもいい、無人島までで沢山だ…ただ、二人で暮らせれば良い」そう思っていたと言う立木に「連れてって下さい、私を、島へ…!」と縋るお冴。
ものすっごいイイ雰囲気になってたトコへ「お客様、お風呂が」と店の者の声が!(憤怒!)
湯けむりたなびく景色になったので「まさか入浴シーンか!?」と思ったら、湯上り立木さん登場。(ガッカリ。)
其処へ文五、草太郎達が現れ、観念する立木。
草太郎達とともに番屋へ向かう途中、「水を一口飲ませてくれ」と所望し、水を掬って手がふさがっている草太郎の脇差を奪って自らに突き立て、お冴の名を呼びながら絶命した。
立木を失ったお冴は家に戻り、心のよすがを無くした抜け殻のような表情で糸を繰り続ける…

ただただ耐え続ける「出来る奥さん」と評判の地味なお冴が、ラストに「おいらには信じられねぇよ…あの哀れな女房と昨日の湯治場の烈しい女と…どっちも同じお冴さんかい!?」と文五が呟く程、立木の前で烈しい情念に身を焦がす女に豹変する。
そのお冴を抱きよせ、愛しそうに見つめながら語る立木の表情と手の演技(←天知先生の指が細く長くて美しいの!)、そして天知先生の指をそっと咥えつつ寄り添うお冴…この沈黙の数秒間は兎に角、美の極致。短いながらもドラマの中で最も濃密な時間であると思う。
文五捕物絵図・武州糸くり唄-m
この湯治場のシーンは実に切なく烈しい。
今まで観た時代劇の男女のシーンなんて形式をなぞっているだけだったんだわと思えるほど。
安直に濡れ場にもちこむよりも遥かに濃密で胸にこたえた。

あらためて、この第12話が奇跡的に残ってくれていたことに感謝!!!です。
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天知茂 | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

(NHK倫理上の問題もあったのかもしれませんが)接吻も入浴も濡れ場もないのに、二人の愛がひしひしと伝わってきましたね…。

そういやラストに映る立木さんの指に、赤い点のようなものが見えたんですが、あれはお冴さんの噛み痕だったんでしょうか? 私も噛みたかった~(何か違う)
2009-11-10 Tue 21:57 | URL | mami #SHLDkvn6[ 編集]
あなたが噛んだ人差し指が痛い~♪
って、メロディーにハマりませぬなぁ(^^;
あらためてラストの立木さんの指を見なおしてみました。はじめ、自分の血かと思っていたのですが、言われてみるとナルホド、お冴に噛まれた箇所と一致してますね!
それにあの指がアップになるということはやっぱり噛み痕だったんじゃないかなぁ。
昨日観たときはただやんわりと咥えているだけなのかと思ったのですが、ガリッと噛んでたのね(痛い~^^;;)
mamiさんが噛むなら私もー!(違う違う(笑))
無人島にも密かについて行きたいですわぁ。


接吻や濡れ場をやるよりもずっと2人の愛の烈しさが伝わってきましたね。
観ているこっちが胸苦しくなるくらい・・・
素敵だったぁ。
明日のお頭も楽しみ楽しみ(^^)
2009-11-10 Tue 23:25 | URL | おばおば #SgGigZII[ 編集]

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