おばおばのたわごと

自他共に認める多趣味人間・おばおばによる道楽日記

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二百三高地

「二百三高地」(1980年・S55)

日露戦争の旅順攻囲戦における203高地の日露両軍の攻防戦を描いた映画。
(203高地はロシア海軍の基地があった旅順港を巡って激戦が繰り広げられた地で、日露双方に多くの死者を出した。日本陸軍第7師団はわずか5日間で1万5千人ほどの兵力が1千人にまで減った…というほどの激戦だった)

御前会議で勝ち目のない戦争(=日露戦争)の開戦を決定した直後、官邸に帰参しざまに腹心の金子堅太郎(天知茂)を呼んだ伊藤博文(森繁久彌)。
ルーズベルト大統領とハーバード大学で同窓であり、以来20余年交友を深めていた金子に「直ちにアメリカへ渡って日本側に付くよう工作を行うように」と告げるが、アメリカは南北戦争のときにロシアに助けられた恩義がある上、アメリカの富豪はロシア貴族と姻戚関係にある者が多く、政治上・経済上・社交上、あらゆる面でアメリカとロシアは密接な関係にあるのでアメリカを日本の味方につけるのは難しい、半分の見込みも無いと及び腰の金子君。
3-m
↑大弱りの明智先生…もとい、金子堅太郎さん。
今まで演じてきた役柄の中でもおヒゲ量MAXとおもわれる天知先生なのに、威容と裏腹の弱腰すぎる様子に伊藤翁の怒りが爆発!(笑・いや、笑うトコじゃあないんですけどね^^;)
煙草を投げつけ、「成功することが目的ではない!国家のために命を賭けるんだよ!!金子、わしと一緒に命を賭けてくれ!」と何度も金子君の肩をがっしがっしと掴みながら力説。(伊藤博文なんだけど森繁久彌が力説!って感じに見えちゃうんだよなぁ^^;)伊藤翁の勢いにヤル気が奮起されたのか、金子君は重い腰を上げたのでした。
2-m
↑伊藤さんにバシバシ肩を掴まれ、感極まる金子君。
そこでアメリカへ向かう船の引き波の映像が流れつつ、「金子は直ちにアメリカに向かって旅立った…」というナレーション。
以上、天知先生登場シーン終了。
映画開始約15分頃…これだけ?たったこれだけ??(笑)
せめて、その旅立ちのナレーションのときに「遠ざかる日本を観つつ、アメリカでの任務に思いを馳せる金子君の図」とか映してくれるとかしてくれたらいいのに!
劇中、会議で金子君の頑張りっぷりがほんの一瞬語られていたが、アメリカでの金子君の仕事っぷりや成果は映画では分からず。
なんだよ~、ほんのチョイ役のためだけに天知先生出てきたの?
天知先生のネームバリューでお客さんを呼ぼう作戦なのか、それとも金子君の苦悩を一瞬でも濃く演じられると見込まれたからか??(あるとしたら前者の可能性の方が高いような気が。)
どうせなら仲代さんとの眼ヂカラ共演観たかった…

ホントのところ、金子君はアメリカでどうだったのか?
…実は凄く頑張ったらしい!そして結果も出したらしい!!
http://maechan.sakura.ne.jp/japanese_r/data/13.pdf
折角金子堅太郎ってキャラクターを出したんだからさぁ、ソコんとこも描いてほしかったですよ、ホンのちょっとでも!(T T)



「水戸黄門」の軟派な助さん役のイメージしかなかったあおい輝彦が思いのほか素晴らしかった。
イメージ覆ったなぁ。
「地獄拳」のイメージだった佐藤允もよかった。
夏目雅子、美し~!
新沼謙治、どうしてそんな美味しいトコどり!?(笑)
もうひとつ「意外」だったのが、たかしまあきひこさんが音楽担当だったこと。あの悲壮な音楽の数々が…「全員集合!」の音楽(コントのオチで演奏される「盆回し」が有名。)を担当していたたかしまさんだったとは。(音楽監督と指揮は山本直純さんでした。)
いや、笑える音楽を書いたのはごく一部で本当はシリアスな音楽もばしばし書いてたかもしれないし…「イメージ」っていうのはその人の一面だけのことで、本当は多面的なものが隠れているものなんだなぁ。

・・・なんてことをつらつら書いてまいりましたが、実に悲しさに胸を抉られる映画でした。
戦争映画と言ったら、とかく第二次大戦あたりの作品を思い浮かべがちだったのですが、大戦のときよりも武器が進歩していなかった頃にもかかわらず、このような凄惨な戦いがあった…ということを知るためにも未見の方には是非お勧めしたいです。やっぱり戦争はイカンよ…
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天知茂 | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

おばおばさん、連日のご活躍お疲れ様です~(^^)

今月の東映chは、天知さんのネームバリューを堪能する作品が並んでいますよね(笑) 金子くんはこれでも佐藤允さんより多額のギャラもらってたりするんですよきっと(^^;)

先日ノヴェライズを読んだんですが、金子くんの出番は「アメリカへおもむいた金子堅太郎」云々と、すでに旅立ったあとの記述だけで済まされておりました…。

ちなみに私のあおい輝彦さんイメージは「病院坂の首くくりの家」のデカい生首です(それもどうか)
2009-12-02 Wed 18:13 | URL | mami #SHLDkvn6[ 編集]
確かに佐藤允さんよりもらってる気がします、あれだけの出番でポスターやエンドロールでの扱いからしても…(^^;
しかしギャラに見合った出番の量が欲しかったですよね。
ああいう生々しいのに天知先生の浮世離れ感は合わなかったのでしょうか…
ノヴェライズでの扱いからすればあれだけでも上等なのかな??金子君の働きが意味をなすのがあの戦いの後なのでしょうからしょうがないと言えばしょうがないような気もしますが。

「病院坂の首くくりの家」って言ったら、あの風鈴にあおい輝彦さんの生首!ってヤツですね?(^^;;;
2009-12-03 Thu 16:14 | URL | おばおば #SgGigZII[ 編集]

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